平成31年 3月 定例会(第2回) 平成31年第2回
宮古島市議会定例会(3月)
議事日程第1号 平成31年3月4日(月)午前10時開会 日程第 1
会議録署名議員の指名について 〃 第 2 会期を定めることについて 〃 第 3 2019年度
施政方針について 〃 第 4 議案第 3 号 平成30年度宮古島市
一般会計補正予算(第5号) (
市長提出) 〃 第 5 〃 第 4 号 平成30年度宮古島市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) ( 〃 ) 〃 第 6 〃 第 5 号 平成30年度宮古島市
港湾事業特別会計補正予算(第2号)( 〃 ) 〃 第 7 〃 第 6 号 平成30年度宮古島市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号) ( 〃 ) 〃 第 8 〃 第 7 号 平成30年度宮古島市
介護保険特別会計補正予算(第4号)( 〃 ) 〃 第 9 〃 第 8 号 平成30年度宮古島市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) ( 〃 ) 〃 第10 〃 第 9 号 平成30年度宮古島市
再生可能エネルギー運営事業特別会計補正予算(第 1号) ( 〃 ) 〃 第11 〃 第10号 平成30年度宮古島市
土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号) ( 〃 ) 〃 第12 〃 第11号 平成30年度宮古島
市新技術実証栽培事業特別会計補正予算(第1号) ( 〃 ) 〃 第13 〃 第12号 平成30年度宮古島市
水道事業会計補正予算(第3号) ( 〃 ) 〃 第14 〃 第13号 平成31年度宮古島市
一般会計予算 ( 〃 ) 〃 第15 〃 第14号 平成31年度宮古島市
国民健康保険事業特別会計予算 ( 〃 ) 〃 第16 〃 第15号 平成31年度宮古島市
港湾事業特別会計予算 ( 〃 ) 〃 第17 〃 第16号 平成31年度宮古島市
農漁業集落排水事業特別会計予算 ( 〃 ) 〃 第18 〃 第17号 平成31年度宮古島市
公共下水道事業特別会計予算 ( 〃 ) 〃 第19 〃 第18号 平成31年度宮古島市
介護保険特別会計予算 ( 〃 ) 〃 第20 〃 第19号 平成31年度宮古島市
後期高齢者医療特別会計予算 ( 〃 ) 〃 第21 〃 第20号 平成31年度宮古島市
再生可能エネルギー運営事業特別会計予算 ( 〃 ) 〃 第22 〃 第21号 平成31年度宮古島市
土地区画整理事業特別会計予算 ( 〃 ) 〃 第23 〃 第22号 平成31年度宮古島市
水道事業会計予算 ( 〃 ) 〃 第24 〃 第23号 宮古島市
行政財産使用料徴収条例の一部改正について ( 〃 ) 〃 第25 〃 第24号 宮古島市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正について (
市長提出)日程第26 議案第25号 宮古島市
こども医療費助成に関する条例の一部改正について( 〃 ) 〃 第27 〃 第26号 宮古島市
放課後児童クラブの設置及び管理に関する条例の制定について ( 〃 ) 〃 第28 〃 第27号 宮古島市
手数料徴収条例の一部改正について ( 〃 ) 〃 第29 〃 第28号 宮古島市
老人福祉センター条例の一部改正について ( 〃 ) 〃 第30 〃 第29号 宮古島市
介護保険財政調整基金条例の一部改正について ( 〃 ) 〃 第31 〃 第30号 宮古島市
火災予防条例の一部改正について ( 〃 ) 〃 第32 〃 第31号 宮古島市
海岸管理条例の制定について ( 〃 ) 〃 第33 〃 第32号 宮古島市
下里公設市場再
開発委員会設置条例の廃止について ( 〃 ) 〃 第34 〃 第33号 宮古島市
公設市場条例の一部改正について ( 〃 ) 〃 第35 〃 第34号 宮古島市
観光施設等の設置及び管理に関する条例の一部改正について ( 〃 ) 〃 第36 〃 第35号 宮古島市ふれあいの
前浜海浜広場施設条例の一部改正について ( 〃 ) 〃 第37 〃 第36号 宮古島市
上野トロピカルフルーツパーク内農産物加工施設管理基金条例の 制定について ( 〃 ) 〃 第38 〃 第37号 宮古島市空家等の適切な管理に関する条例の制定について ( 〃 ) 〃 第39 〃 第38号 宮古島市
未来創造センターの設置及び管理に関する条例の一部改正につい て ( 〃 ) 〃 第40 〃 第39号 宮古島市
総合博物館建設委員会条例の廃止について ( 〃 ) 〃 第41 〃 第40号 宮古島市水道の
布設工事監督者及び
水道技術管理者の資格等に関する条例 の一部改正について ( 〃 ) 〃 第42 〃 第41号 宮古島市
学校設置条例の一部改正について ( 〃 ) 〃 第43 〃 第42号 宮古島市
総合庁舎建設工事(建築1工区)
請負契約について( 〃 ) 〃 第44 〃 第43号 宮古島市
総合庁舎建設工事(建築2工区)
請負契約について( 〃 ) 〃 第45 〃 第44号 沖縄県
消防通信指令施設運営協議会規約の変更について ( 〃 ) 〃 第46 〃 第45号 財産の無償譲渡について ( 〃 ) 〃 第47 〃 第46号
市営土地改良事業(
区画整理・
農業用用排水施設)
後前竹地区の施行につ いて ( 〃 ) 〃 第48 〃 第47号
公有水面埋立承認について ( 〃 ) 〃 第49 〃 第48号
議決内容の一部変更について ( 〃 ) 〃 第50 〃 第49号
議決内容の一部変更について ( 〃 ) 〃 第51 報告第 1 号 宮古島市
国民保護計画変更の報告について ( 〃 ) 〃 第52 〃 第 2 号
専決処分の報告について ( 〃 )日程第53 同意案第 1 号 教育長の任命について (
市長提出) 〃 第54 陳情書第17
号公立砂川保育所存続への陳情書の
取り下げについて ◎会議に付した事件
議事日程に同じ 平成31年第2回
宮古島市議会定例会(3月)会議録 平成31年3月4日(月) (開会=午前10時00分) ◎
出席議員(23名) (散会=午前11時19分)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議 長(19番) 佐久本 洋 介 君 議 員(11番) 高 吉 幸 光 君 ┃┃ 副 議 長(17〃) 上 地 廣 敏 〃 〃 (12〃) 國 仲 昌 二
〃 ┃┃ 議 員(1 〃) 新 里 匠 〃 〃 (13〃) 友 利 光
徳 〃 ┃┃ 〃 (2 〃) 平 百合香 〃 〃 (14〃) 上 里
樹 〃 ┃┃ 〃 (3 〃) 仲 里 タカ子 〃 〃 (15〃) 下 地 勇
徳 〃 ┃┃ 〃 (4 〃) 島 尻 誠 〃 〃 (16〃) 粟 国 恒 広
〃 ┃┃ 〃 (5 〃) 平 良 和 彦 〃 〃 (18〃) 平 良 敏
夫 〃 ┃┃ 〃 (6 〃) 下 地 信 広 〃 〃 (20〃) 山 里 雅
彦 〃 ┃┃ 〃 (7 〃) 欠 員 〃 〃 (21〃) 棚 原 芳
樹 〃 ┃┃ 〃 (8 〃) 我如古 三 雄 〃 〃 (22〃) 砂 川 辰
夫 〃 ┃┃ 〃 (9 〃) 前 里 光 健 〃 〃 (23〃) 濱 元 雅 浩
〃 ┃┃ 〃 (10〃) 狩 俣 政 作 〃 〃 (24〃) 眞榮城 徳
彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明
員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市 長
│ 下 地 敏 彦 君 │ 上 下 水 道 部 長
│ 大 嶺 弘 明 君┃┃ 副 市 長
│ 長 濱 政
治 〃 │ 会 計 管 理
者 │ 仲宗根 均
〃┃┃ 企 画 政 策 部 長
│ 友 利 克
〃 │ 消 防 長 │ 来 間 克
〃┃┃ 総 務 部 長
│ 宮 国 高
宣 〃 │ 伊 良 部 支 所 長 │ 上 地 成
人 〃┃┃ 福 祉 部 長
│ 下 地 律 子
〃 │ 総 務 部 次 長
│ 渡久山 繁
〃┃┃ │ │ 兼 総 務 課 長
│ ┃┃ 生 活 環 境 部 長
│ 垣 花 和
彦 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 上 地 俊 暢
〃┃┃ 観 光 商 工 部 長
│ 楚 南 幸
哉 〃 │ 財 政 課 長
│ 砂 川 朗
〃┃┃ 振 興 開
発 │ 砂 川 一 弘
〃 │ 教 育 長
│ 宮 國 博
〃┃┃ プ ロ
ジェクト局長 │ │ │ ┃┃ 建 設 部 長
│ 下 地 康
教 〃 │ 教 育 部 長
│ 下 地 信
男 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長
│ 松 原 清
光 〃 │ 生 涯 学 習 部 長
│ 下 地 明
〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者 事 務 局 長 上 地 昭 人 君 次長補佐兼議事係長 仲 間 清 人 君 次 長 友 利 毅 彦 〃 議 事 係 久 志 龍 太 〃 次 長 補 佐 富 浜 靖 雄 〃
○議長(
佐久本洋介君) ただいまから平成31年第2回
宮古島市議会定例会を開会します。 (開会=午前10時00分) 本日の
出席議員は23名で、在職する
議員全員出席であります。 本日の日程は、お手元にお配りした
議事日程第1号のとおりであります。 直ちに本日の会議を開きます。 この際、諸般の報告をします。
事務局長から報告させます。
◎
事務局長(上地昭人君) 議長の命により、諸般の報告をいたします。 12
月定例会の閉会後、陳情書8件を受理し、お手元に配付の
陳情文書表のとおり付託したので、
所管委員会のご審査をお願いします。 2月25日、
下地敏彦市長から平成31年第2回
宮古島市議会定例会(3月)の招集告示をした旨の通知とともに、今定例会に付議すべき議案の送付がありました。 2月28日、
議会運営委員会が開催され、諮問した会期については本日3月4日から3月28日までの25日間とするのが適当であると決しました。 また、同委員会では、同意案第1号、教育長の任命についての
取り扱いについて及び同意案第1号の審議の際の
宮國博教育長の出席の
取り扱いについて諮問したところ、
①同意案第1号は、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略し、3月28日の最終本会議において処理すること、
②同意案第1号は
宮國博教育長の一身上に関する事件であるので、同同意案の審議の際は同教育長に退席していただくことと決しました。 なお、同委員会では、
下地敏彦市長から1月30日付で依頼のあった
専決処分事項の指定についての
取り扱いについても諮問したところ、会派での調整後、3月6日の
会議終了後に
議会運営委員会を再度開催し、協議することとなりました。
議会運営委員会終了後、
全員協議会が開催され、当局による平成31年第2回
宮古島市議会定例会(3月)
提出議案事前説明会が開催されました。また、同協議会では、
議会運営委員会において決した事項の報告をしました。 3月4日、本日、開会前に
議会運営委員会が開催され、陳情者から1月17日付で申し出のあった陳情書第17号、
公立砂川保育所存続への陳情書の
取り下げの処理方法について諮問したところ、本
取り下げは本日3月4日の会議において処理することと決しました。 そのほかの諸報告につきましては、お手元に配付の報告書によりご了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。
○議長(
佐久本洋介君) これより日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第87条の規定により、議長において山里雅彦君及び高吉幸光君を指名します。 次に、日程第2、会期を定めることについてを議題とします。 今定例会の会期は、本日3月4日から3月28日までの25日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日3月4日から3月28日までの25日間と決しました。 なお、議事の都合により3月7日及び8日の2日間、11日、13日から15日までの3日間、18日及び22日の計8日間は休会としたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり決しました。 なお、
会議予定につきましては、お手元に配付した
会期日程計画表のとおりでありますので、ご了承願います。 次に、日程第3、2019年度
施政方針についてを議題とし、
下地敏彦市長から説明を求めます。
◎市長(
下地敏彦君) はじめに 平成31年第2回
宮古島市議会の開会にあたり、
市政運営についての私の基本的な考え方と重点施策の概要を説明し、
議員各位並びに市民の皆様にご理解とご協力を賜りたいと存じます。 私は、市長に就任してからの10年間、「心つなぐ結いの島 宮古(みゃーく)」「心かよう夢と希望に満ちた島 宮古(みゃーく)」を基本理念とした
総合計画を推進し、本市の豊かな自然や人の繋がりを活かしながら、地域の均衡ある発展を実現するため、各分野における
基盤整備を進めてまいりました。 昨年は、
未来創造センターや
下地島空港旅客ターミナルの建設に加え、観光の好調が民間投資を呼び込み
宿泊施設や賃貸住居などの
建設需要の高まりに伴って、
有効求人倍率が過去最高値を更新するなど、近年まれに見る好況が持続しています。
国際情勢をみますと、
中国公船等の
我が国領海への度重なる侵犯や、一時は緊張緩和が図られるかに思えた北朝鮮の核問題は依然として不透明な状況です。 また、韓国の
徴用工訴訟など、日本を取り巻く東アジアの情勢は混沌とした状況が続いています。 本市における
自衛隊配備については、市民の平和と安全を守るため了解しているところですが、4月には
千代田地区において
宮古島駐屯地の開設が決定しています。 一方、国内は、
訪日外国人客が3,100万人に達するなど、戦後最長であった「いざなぎ景気」を更新する見込みであり、今後も堅調に推移するものと考えています。 さらに、
東京オリンピック・パラリンピックの開催まで1年余に迫り、事前合宿などで交流の活発化が見込まれることから、本市におけるスポーツアイランドのさらなる推進に向けた
取り組みに期待が寄せられております。 また、島尻のパーントゥと野原のサティパロウが「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコの
無形文化遺産に登録され全世界から注目が集まり、
伝統文化の継承・保存に繋がり、観光面や地域おこしの起爆剤となることを期待しています。 さて、本市においては、
伊良部大橋の開通と
外国クルーズ船の寄港回数の大幅な増加により、入
域観光客が過去最高の約111万人に達するなど、観光が本市の経済を強く牽引しています。 農業については、基幹作物であるサトウキビが台風などの被害はあったものの、機械化の導入や株出栽培の拡大により生産性が向上し、平年並を維持しています。 葉たばこについては23億円を超え目標の反収を大きく上回る豊作となっており、肉用牛については近年の子牛価格が好調に推移していることなどから33億円余の高い水準を維持しています。 また、サヤインゲンが
拠点産地の認定を受けるとともに、
山羊生産組合が設立されるなど、農家の挑戦意欲が高まっています。 水産業については、
伊良部地区において整備を進めてきた
海業支援施設が供用を開始し、今後の水産業の振興に寄与するものと期待しています。
子育て支援については、下地・上野地区への
認定こども園の開設や
出産祝い金の拡充、
子ども医療費の
窓口無料化の実施など積極的な施策を展開してまいりました。 教育については児童生徒の学力と体力の向上に
取り組み、
学校規模適正化では、本市初の
小中一貫教育校として「結の橋学園」が4月に開校することに加え、
城辺統合中学校の設置に向け、校名等の選定に
取り組みました。
未来創造センターについては、親しみやすい知の殿堂として、7月の供用開始に向け着々と準備を進めています。 本市の情勢は、観光をはじめ、様々な分野において活況を呈していますが、今後は、
経済効果を幅広い分野へ波及させる
仕組みづくりを構築し、本市の自立的な発展を推進してまいります。 それでは、
市政運営にあたっての基本的な考え方について申し上げます。 第一章
市政運営にあたっての基本的な考え方 1
観光産業と
農水産業の振興による
地域経済の
自立的発展(
産業振興) 本市企業の多くが経営基盤の脆弱な中小企業ですが、近年は
観光産業を中心に県外企業の進出も増えつつあります。 また、
下地島空港旅客ターミナルが供用開始され、
LCC路線が就航することや国際線の就航が見込まれていること、平良港が
国際旅客船拠点形成港湾に指定され、
大型クルーズ船に対応した
専用バースなどが整備されることに加え、
宮古空港の拡張整備が予定されていることなど、今後の本市におけるフライアンドクルーズなどの新しい旅行形態も含めて、
観光情勢はますます好調に推移していくと考えられます。 このように、
リーディング産業である
観光産業の安定的・継続的な
振興発展に資する
取り組みを推進し、
基幹産業である
農水産業と、さらにはその他様々な産業においては、これまでの
取り組みを強化・継続するとともに、
観光振興による
経済効果を島全体で享受できる
仕組みづくりを進め、
地域経済の自立的な発展を図ります。 2 美しい
自然環境の保全と住みよい
まちづくりの推進(
環境共生・
生活環境) 本市は
生活用水・農業用水を含むほぼ全ての用水を地下水に頼っているため、その水質や水量の維持・保全に努める必要があります。 かけがえのない
自然環境を次代へ引き継ぎながら、いつまでも住み続けられる豊かな島を築くため、行政のみならず島に生活する全ての人々との協働により、
環境負荷低減への
取り組みや
循環型社会の構築を推進します。 また、近年の大規模な自然災害や凶悪犯罪の発生を受け、防災・防犯に対する意識が高まっており、その
取り組みとして、市民、事業者、
地域団体などによる自助・共助・公助を基本とした安全・安心な
まちづくりを推進します。 さらには、
社会基盤の整備による安全性・利便性の向上や、各地域の魅力ある資源・人材などを活かした
地域活性化、
総合庁舎や
未来創造センターをはじめとする将来の効果的な活用を見据えた
大型プロジェクトを推進するなど、総合的な暮らしの快適性の向上を図ります。 3 宮古のこれからを担う人材育成の推進(
教育文化)
下地島空港への
国際線就航や
国際旅客船拠点港湾整備により
大型クルーズ船の就航が増加するなど、ますます国際化が進展することが見込まれる中、本市のこれからを担う人材の育成を図るため、家庭、学校、
地域社会や
事業者等が連携し、次代につなげる創造あふれる人材の育成を推進します。 また、住民が各々の文化に誇りと愛着を持てる
地域づくりを進めるとともに、その魅力を、訪れる人や世界へ広く発信し、地域の振興に繋げるための核となる人材の育成を推進します。 4 安心して子育てができる
環境づくりの推進(
子育て環境) 本市では
少子高齢化が進展し、また女性の
社会進出や就労形態の多様化など、子育てを取り巻く環境が変化してきており、安心して子どもを産み育てることのできる
環境づくりが重要です。 そのため、妊娠から子育てにわたり、きめ細かで切れ目のない
支援体制を充実させ、
子育て世代に配慮した様々な
取り組みを推進します。 また、
生活困窮世帯の子どもに対する支援を充実させるため、
生活支援に加え、子どもの貧困対策に特化した
学習支援などの施策に
取り組み、安心して子育てができる
環境づくりを推進します。 5
健康長寿に向けた
地域福祉の推進(
健康福祉) 本市においても
核家族化や
一人暮らし高齢者が増加し、地域の
生活環境が変化する中、人と人とのつながりが希薄化し、相互扶助(結い)の機能が低下しつつあります。 このような中、
生活困窮者、高齢者、障がい者なども含め
市民一人ひとりが安心して日々の生活が営める社会の実現が求められています。 また、本市の
健康寿命は全国と比べて下位にあり、特に肥満を原因とする
生活習慣病の発症、さらには
生活習慣病の重篤化による早世や要介護者の増加が危惧されています。 このような状況を解消するため、保健・医療・福祉・介護などの行政サービスを充実させ、誰もが安心して暮らせる
生活環境基盤の整備、心身ともに健やかに暮らせる
健康長寿社会の構築を推進します。 第二章 重点施策 1 多様な産業で活力にあふれる宮古
リーディング産業である観光においては、プロモーション活動を積極的に行うとともに、関係機関が連携した観光推進協議会組織の立ち上げに向けて
取り組みます。
伊良部大橋の開通後、開発が進んでいる
伊良部地区については、地域の魅力発信の核となる地域振興施設を整備するとともに、既存施設のリニューアルに取り組むなど、総合的な観光地整備を進めます。 また、
下地島空港旅客ターミナルの供用開始による新たな観光需要の
経済効果を市全体へ波及させるため、島の
自然環境・住民の生活などに配慮し、各地域の資源・魅力を活かした体験型観光商品などの創出事業に
取り組みます。 一方で、入
域観光客数の大幅増加により受け入れ体制の構築が急務となっているため、観光地へのアクセス向上を図る新たな二次交通の導入や、外国語に対応できる人材の育成・確保に努めます。 農業については、地域の中心となる経営体の確保や農地集積に向けた
取り組みを行う「人・農地プラン事業」を推進するとともに、新規就農コーディネーターによる就農定着支援、サトウキビのハーベスタ収穫などの機械化の促進、地力増強のための有機質肥料・緑肥の推進などの支援を引き続き行います。 畜産については、初期設備投資を軽減するための集合団地型畜舎の整備、優良繁殖雌牛(めすうし)の導入・自家保留による繁殖生産基盤の拡充などにより、担い手の育成、飼育頭数の増加及び収益性の向上を図ります。 また、肉用牛の繁殖を向上させる
取り組みに対し補助を行い、肉用牛の増頭を促進するとともに、宮古牛ブランドの確立を図ります。 また、子牛の肺炎予防に対する補助や家畜伝染病に対する水際対策強化を図るなど、畜産経営の安定化を図ります。 農業
基盤整備については、城辺の下南東第2地区や与並武地区、伊良部の火山(ひやま)地区など7地区において
区画整理や畑地かんがい施設整備を促進するとともに、機械化による作業効率化の促進、高付加価値農業の展開による収益性の向上及び経営の安定化を図ります。 水産業については、漁場生産力の向上や漁業の再生に関する実践的な
取り組みへの補助、漁港の保全・機能増進工事などを行い、「地域特性を活かした持続可能で儲かる漁業」を推進します。 また、新しい産業と雇用の創出を図るため、天然ガス及び温泉水を活用した観光・農業施設や、ICT(情報通信技術)を活用したサテライトオフィス施設などの整備に取り組んでまいります。 2 豊かで美しい自然に囲まれたエコアイランド宮古 美しい
自然環境を保全し、持続的に暮らすことのできる島づくりを推進するため、市民と一体となって、エコアイランド宮古島のブランド化を目指します。 地下水の保全については、地下水保全条例の市民への周知及び地下水利用基本計画の着実な実施に取り組むとともに、市全域における地下水モニタリング調査を継続して実施します。 また、有機質肥料や緩効性肥料、緑肥などの普及を図るとともに、畜産糞尿の適正処理を図るため、畜産農家への堆肥盤設置の補助を行います。 併せて、森林の持つ水源涵養をはじめとする多面的な機能を強化・維持するため、造林を促進するとともに、既存森林の適切な管理を行い、地下水の保全に努めます。 さらには、公共下水道・農漁業集落排水区域での施設接続率の向上や合併処理浄化槽の設置を促進します。
自然環境の保全については、グリーンベルトの整備を促進し、海や海岸の保全に努めるとともに、不法投棄防止対策の強化、花いっぱい運動や緑化活動を行う市民ボランティアへの支援などを行います。
循環型社会の構築については、島全体でエネルギーを効率的に利用するスマートコミュニティの構築に向けた実証事業や、電気自動車の普及促進を図ります。 また、リサイクル啓発の拠点として、再生品工房、リサイクルに関する研修や情報発信の機能を備えたリサイクルセンタープラザ棟の整備を行います。 3 安全・安心で快適な暮らしが持続する宮古 災害に強い島づくりについては、地域防災計画の見直しやハザードマップの作成、防災情報の提供を充実させるとともに、地域の自主防災組織の結成を促進し、その育成・強化のための防災訓練の充実を図ります。 犯罪のない社会の実現については、地域の防犯団体の連携を強化し安全ボランティア活動を推進するとともに、防犯灯の設置を促進します。 土地利用については、都市計画マスタープラン及び用途地域、景観計画・ガイドラインの見直しに着手し、適正な開発の誘導を図ります。 居住環境の整備については、住宅のスプロール化の防止や良好な市街地形成のため、土地
区画整理事業を推進するとともに、空き家については、所有者への指導や有効活用の促進を図ります。 道路の整備については、大道線、大原線、松原1号線、棚根線などの整備を行うほか、伊良部島と下地島をつなぐ仲地橋、たいこ橋の修繕工事を行い、橋梁の長寿命化を図ります。 また、生活路線バスについて、運行の確保ならびに経営を支援するとともに、学生のバス通学運賃について助成を行います。 情報通信については、様々な分野においてICTの利便性を享受できるよう、超高速ブロードバンドの整備を促進します。 上水道については、今後の年間入
域観光客数の大幅な増加を見据え、増加が見込まれる需要水量に確実に対応するため、伊良部島における予備的水源の可能性調査、平良地下水流域の流域界特定調査を行うとともに、緩速ろ過池の築造及び新水源開発を早急に進めます。 また、本市には高等教育機関が存在しないことから、高等学校卒業後に進学を望む若年層が必然的に転出するという課題を解消し、若年層の定住人口増加を図るため、高等教育機関の設置に向けた
取り組みを進めます。 4 市民との協働による
まちづくりの推進 地域において、コミュニティ機能の低下を防ぎ、今後も住み慣れたところで生活が継続できるよう、地域おこし協力隊の視点を活かした「小さな拠点づくり」を進めるとともに、
地域づくりのリーダーとなる人材の育成を行います。 併せて、地域活動の中心となる自治会に対し、活動の拠点となる集落センター等の備品設置などの支援を行うとともに、自主的な
地域活性化団体への補助金交付など、持続可能な地域活動を支援します。 男女共同参画社会の実現については、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を推進し、男女がともに活躍できる豊かで活力があり、性別にかかわりなくその個性を発揮できる社会の実現のため、男女共同参画計画「うぃ・ずぅ・プラン」の推進を図ります。 行政情報の提供については、広報みやこじまや行政チャンネル(テレビ)、行政広報ラジオなどを通し、市民が求める情報の発信に努めます。 市民の相談等については、行政相談委員等を活用するとともに、専門スタッフによる「くらしの無料消費者相談」を開設し、気軽に相談できる体制を構築します。 平和への
取り組みについては、恒久平和を希求する心を醸成するため、遺族会との合同慰霊祭を開催するほか、沖縄県平和祈念資料館などの関係機関と連携し、「児童・生徒の平和メッセージ展」を開催します。 5 将来を見据えたプロジェクトの推進 本市の
振興発展の基盤となるプロジェクト事業の推進については、公共施設の老朽化が著しく進んでいることから、施設の再整備に取り組んでいるところです。
総合庁舎及び併設する保健センターの建設については、昨年、国有地の取得手続きを終え、2021年度の開庁に向け着実に進めてまいります。
未来創造センターについては、既存施設からのスムーズな移行を図るなど、7月の供用開始に向け準備に万全を期してまいります。 総合博物館については、有識者や市民代表からの意見を踏まえながら、用地の選定に取り組んでまいります。 また、市民の野球競技及びレクリエーション活動の振興やスポーツを活用した人材育成と交流促進を図る施設として、伊良部屋外運動場の整備に
取り組みます。 引き続き、将来を見据えたプロジェクトを推進するとともに、類似施設の統合など施設の効果的な活用を進め、市民生活の充実に向けた基盤づくりに
取り組みます。 6 グローバル社会で活躍できる人材育成の推進 学校教育においては、児童生徒の確かな学力の向上に向け、教職員研修の充実や指導方法の工夫改善など「わかる授業」の構築に努めるとともに、校舎の維持・改築などによる安全性の確保や学校規模の適正化を図り、より良い教育
環境づくりを推進します。 4月に開校する「結の橋学園」では、英語教育を強化した独自の学習カリキュラムにより、個性豊かな人材の育成を図ります。 また、城辺地区統合中学校の2021年4月の開校に向け、校舎増改築及び外構工事の実施設計を行います。 視覚的にわかりやすい授業構築に向けた電子黒板の導入や、英語教育でのAI導入実証事業など、学校のICT環境整備を促進し、情報活用能力を備えた人材の育成を図ります。 発達障害や家庭環境などに課題をかかえている児童生徒に対し、支援員を配置するなど、きめ細かな支援を行います。 学校給食については、地元で採れた農水産物の積極的活用に努め、安全、安心な給食の提供を推進するとともに、食育指導の充実を図ります。 また、国際理解を推進するための海外ホームステイ補助や、米国ハワイ州マウイ郡、台湾基隆市の姉妹都市との交流に加えて、昨年から本市での分校設置に向けた
取り組みを進めている台湾の長栄大学との交流促進を図り、国際化に対応する人材の育成に取り組んでまいります。 7 郷土に誇りを持ち一人ひとりが輝く宮古 社会教育のうち、生涯学習については、学習成果の発表や情報発信の場を提供することにより、誰でも、いつでも、どこでも学習することができ、また、学習成果を活かす生涯学習社会の実現を目指し、生涯学習フェスティバルなどを開催します。 文化振興については、優れた芸術に触れる機会の提供、絶滅危機にある言語とされている宮古方言の継承など、市民文化の育成と創造・発展を推進するとともに、担い手の育成、新しい文化の創造を広く発信するため、市民総合文化祭やマティダストリートパフォーマンス公演などを実施します。 また、文化財を活用した地域振興をコーディネートする人材を育成し、
観光振興や郷土愛の醸成につなげるため、宮古上布を核とした「日本遺産」の認定を目指した
取り組みを行います。 スポーツ振興については、総合体育館など5施設を宮古島市スポーツ協会の指定管理とし、競技者のニーズに沿った運営に努めるとともに、スポーツ推進委員の育成や各種競技大会を開催するなど、生涯スポーツの振興及び市民の健康増進・体力向上を図ります。
未来創造センターにおいては、移動図書館や講座・サークル活動を継続するとともに、市民から強く要望のあるブックスタート事業を実施するほか、新施設の機能を活かした新たな
取り組みについて検討してまいります。 8 積極的支援による安心して子育てのできる宮古 安心して子どもを産み育てる
環境づくりとして、妊婦及び胎児の健康を保持するとともに産前産後の精神的負担の軽減を図るため、妊婦健診やマタニティスクール事業を行います。 また、本市以外での不妊治療に対し渡航費の助成を行います。 子どもの健やかな成長を願い
出産祝い金を交付するほか、こども医療費については、病気の早期発見、早期治療のため
窓口無料化を実施するとともに、全ての児童生徒を対象に学校給食費の半額を助成するなど、保護者の経済的負担の軽減を図ります。 保育施設の充実については、認可外保育施設の認可化や既存施設の増改築による定員拡大を図り、待機児童の解消に努めます。 また、民間の認可及び認可外保育施設に対し補助金を交付し、保育の質の向上を図ります。 就労との両立を支援する
取り組みとしては、預かり保育事業や
放課後児童クラブの運営補助を実施するほか、ファミリーサポートセンターの活用を促進し、地域における相互援助活動を支援します。 適切な児童養育については、専門職員による相談・指導、要保護児童等及び未就園児等の家庭調査などを行い、虐待の未然防止、早期発見及び迅速な対応に向け関係機関との連携強化を図ります。 子どもの貧困対策については、貧困の連鎖を断ち切るため、居場所づくりや食事の提供、生活指導や学習・就学支援を行うとともに、保護者に対しての相談、助言や生活指導を行います。 9 地域の支え合いによる
健康福祉の宮古 高齢者が生きがいを持って暮らせる
環境づくりについては、住まいや医療などの
生活支援を一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の構築に努めるとともに、「長寿大学」や「通いの場」などの
取り組みを進め、介護予防の推進とともに生きがいづくりや地域支え合いの
環境づくりを図ります。 また、高齢者が多年にわたり社会に尽くしてきたことに敬意を表し、敬老祝い金及び記念品を贈ります。 障がい者支援については、施設入所者の地域生活への移行や自立に不可欠な就労定着に向けた支援のため、介護及び訓練給付費を支給するとともに、日常生活・社会生活能力の向上を目指したサービス利用の強化を図ります。 また、障害児支援の充実を図るため、障害児が必要とする通所支援サービス利用に要する費用の一部を給付します。 さらに、身体障害者に対し、日常生活・社会生活能力の回復または更生を図る施術について医療費を助成します。 国民健康保険については、運営主体が県へ移管したことから、財政基盤の強化を図り、より充実したサービスの提供に努めます。 市民の健康づくりについては、特定健診、長寿健診やがん検診など各種健診の受診率向上に向けた
取り組みを強化するとともに、
市民一人ひとりの健康に対する意識改革を促し、生活習慣の改善を図るため、関係団体と連携した
取り組みを推進します。 併せて、各種予防接種による感染・発病の予防や症状の軽減に努めます。 医療・救急体制の充実については、難病患者等への渡航費の支援、子宮頸がん予防ワクチン接種後の副反応治療のための渡航費及び医療費の支援を引き続き実施し、経済的・精神的負担の軽減を図るとともに、新たに二次救急医療機関への助成を行います。 また、専門的で高度な救急業務に対応するため、より高い知識と技術を持った救急救命士の育成に
取り組み、医療機関との連携強化に努めます。
生活困窮者など福祉的支援を必要とする市民のため、コミュニティソーシャルワーカーや
生活困窮者自立相談支援員を配置し、課題の相談や必要な助言を行うなど、一体的かつ計画的な支援を行い、自立促進を図ります。 10 効率的・効果的な行財政運営の推進 多様・高度化する行政需要に対応するため、職員の資質向上に努め、市民サービスの向上を図ります。 行財政改革については、第3次集中改革プラン及び定員適正化計画を着実に実施してまいります。 組織機構については、市民スポーツ課及び文化ホールを生涯学習振興課に統合するとともに、教育施設に関して教育部と生涯学習部の連携を強化し、迅速かつ効率的に事業を遂行できるよう、教育施設班を新設します。 本市の財政状況は、社会保障費や公共施設の老朽化による更新費用の増加が見込まれているなか、平成28年度から地方交付税の引き下げが始まっており、各種基金の積み立てや、公共施設等総合管理計画を基本とした、公共施設の適正配置を図るとともに、市債発行の抑制による公債費負担の軽減を図るなど、健全な財政運営に努めます。 自主財源の確保については、市税や負担金などのコンビニ納付の拡大を推進し、徴収率の向上を図るとともに、新たな財源の確保に向け、ふるさと納税事業を推進します。 市民の利便性向上を図るため、マイナンバーカードを利用した各種証明書のコンビニ交付サービスを実施します。 おわりに 今年は、平成から元号が変わり、新しい時代の幕が開けます。 合併後13年余が経過する本市においても、
下地島空港ターミナルの運用開始、増加する
大型クルーズ船客への対応、そして来年開催される
東京オリンピック・パラリンピックの対応など、国際化に向け大きく動き出す変革の年であります。 この変革の年に、学校教育においては伊良部地域の
小中一貫教育校「結の橋学園」が開校し、生涯学習の拠点施設として「
未来創造センター」が供用を開始します。 また、移転新築する
総合庁舎については、庁舎機能を集約し、市民に利用しやすい親しまれる施設として、本格的な工事が始まります。 本市が将来に亘り持続的に発展するためには、空港、港湾など受け入れ体制の充実はもとより、急速に進む国際化への対応が、ますます重要性を増すものと考えています。そのため国内外の高等教育機関等と連携し、外国語人材の育成を図るとともに、市民の国際交流を促進し、本市の国際化に向けた
取り組みを展開してまいります。 最後になりますが、市民の皆様、そして市議会
議員各位のご理解とご協力をお願い申し上げ、私の
施政方針とします。
○議長(
佐久本洋介君) これで
施政方針についての説明は終わりました。 次に、日程第4、議案第3号から日程第52、報告第2号までの計49件を一括議題とし、提案者から提案理由の説明を求めます。
◎市長(
下地敏彦君) 平成31年第2回
宮古島市議会定例会に提出しました議案については、私にかわり、副市長から説明させたいと思います。よろしくお願いいたします。
◎副市長(長濱政治君) それでは、市長にかわりまして、平成31年第2回
宮古島市議会定例会に提出しました議案について、ご説明申し上げます。 今回提出しました議案は、予算議案20件、条例議案19件、議決議案8件、報告2件、同意案1件の合計50件であります。 最初に、予算議案からご説明申し上げます。議案第3号、平成30年度宮古島市
一般会計補正予算(第5号)。今回の補正は9億5,112万4,000円の増で、歳入歳出予算の補正のほか、繰越明許費、債務負担行為及び地方債の補正を行い、補正後の歳入歳出総額をそれぞれ405億190万2,000円と定めてあります。 議案第4号、平成30年度宮古島市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)。今回の補正は8,386万7,000円の増で、補正後の歳入歳出総額をそれぞれ64億3,042万4,000円と定めてあります。 議案第5号、平成30年度宮古島市
港湾事業特別会計補正予算(第2号)。今回の補正は1億6,721万3,000円の増で、歳入歳出予算の補正のほか、債務負担行為の補正を行い、補正後の歳入歳出総額をそれぞれ4億7,320万2,000円と定めてあります。 議案第6号、平成30年度宮古島市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)。今回の補正は2,992万円の増で、歳入歳出予算の補正のほか、繰越明許費の設定及び地方債の補正を行い、補正後の歳入歳出総額をそれぞれ7億4,597万4,000円と定めてあります。 議案第7号、平成30年度宮古島市
介護保険特別会計補正予算(第4号)。今回の補正は5,896万4,000円の減で、補正後の歳入歳出総額をそれぞれ63億339万3,000円と定めてあります。 議案第8号、平成30年度宮古島市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)。今回の補正は1,806万3,000円の増で、補正後の歳入歳出総額をそれぞれ5億527万8,000円と定めてあります。 議案第9号、平成30年度宮古島市
再生可能エネルギー運営事業特別会計補正予算(第1号)。今回の補正は61万5,000円の増で、補正後の歳入歳出総額をそれぞれ1,528万3,000円と定めてあります。 議案第10号、平成30年度宮古島市
土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)。今回の補正は1,003万9,000円の減で、歳入歳出予算の補正のほか、地方債の補正を行い、補正後の歳入歳出総額をそれぞれ1億4,117万9,000円と定めてあります。 議案第11号、平成30年度宮古島
市新技術実証栽培事業特別会計補正予算(第1号)。今回の補正は92万3,000円の減で、補正後の歳入歳出総額をそれぞれ129万8,000円と定めてあります。 議案第12号、平成30年度宮古島市
水道事業会計補正予算(第3号)。今回の補正は、収益的収入の児童手当に伴う58万2,000円の補正減及び債務負担行為の補正を行っております。 続きまして、平成31年度予算につきましてご説明申し上げます。議案第13号、平成31年度宮古島市
一般会計予算。
一般会計予算の総額は404億3,500万円と定めてあります。そのほか、債務負担行為並びに地方債限度額の設定及び一時借入金の最高額の設定を行っております。 議案第14号、平成31年度宮古島市
国民健康保険事業特別会計予算。
国民健康保険事業特別会計予算の総額は62億5,815万2,000円と定めてあります。そのほか、一時借入金の最高額の設定を行っております。 議案第15号、平成31年度宮古島市
港湾事業特別会計予算。
港湾事業特別会計予算の総額は11億5,627万2,000円と定めてあります。そのほか、地方債限度額の設定を行っております。 議案第16号、平成31年度宮古島市
農漁業集落排水事業特別会計予算。
農漁業集落排水事業特別会計予算の総額は9,922万1,000円と定めてあります。そのほか、地方債限度額の設定を行っております。 議案第17号、平成31年度宮古島市
公共下水道事業特別会計予算。
公共下水道事業特別会計予算の総額は9億7,754万3,000円と定めてあります。そのほか、債務負担行為及び地方債限度額の設定を行っております。 議案第18号、平成31年度宮古島市
介護保険特別会計予算。
介護保険特別会計予算の総額は61億5,759万1,000円と定めてあります。そのほか、債務負担行為限度額の設定を行っております。 議案第19号、平成31年度宮古島市
後期高齢者医療特別会計予算。
後期高齢者医療特別会計予算の総額は5億1,052万9,000円と定めてあります。 議案第20号、平成31年度宮古島市
再生可能エネルギー運営事業特別会計予算。
再生可能エネルギー運営事業特別会計予算の総額は1,272万5,000円と定めてあります。 議案第21号、平成31年度宮古島市
土地区画整理事業特別会計予算。
土地区画整理事業特別会計予算の総額は6,480万円と定めてあります。そのほか、地方債限度額の設定を行っております。 議案第22号、平成31年度宮古島市
水道事業会計予算。
水道事業会計予算は、収益的収入及び支出で21億9,291万8,000円、資本的収入で3億9,691万8,000円、資本的支出で9億762万3,000円と定めてあり、不足額につきましては、当年度分損益勘定留保資金等で補填いたします。そのほか、債務負担行為、企業債限度額及び一時借入金等の設定を行っております。 続きまして、条例議案につきましてご説明申し上げます。議案第23号、宮古島市
行政財産使用料徴収条例の一部改正について。行政財産の有効活用を目的として、公募その他の方法により使用を許可する場合の使用料を設定するには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第24号、宮古島市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正について。市税の徴収事務または滞納整理に従事する職員に差し押さえ及び換価処分を行った場合の
特殊勤務手当を支給するには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第25号、宮古島市
こども医療費助成に関する条例の一部改正について。
こども医療費助成の償還払いによる助成申請期間を延長するには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第26号、宮古島市
放課後児童クラブの設置及び管理に関する条例の制定について。
放課後児童クラブを新たに設置するには条例を制定する必要があるため、本案を提出します。 議案第27号、宮古島市
手数料徴収条例の一部改正について。介護事業者の指定等に係る審査手数料を徴収するには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第28号、宮古島市
老人福祉センター条例の一部改正について。宮古島市下地老人福祉センターの廃止に伴い、同センターと宮古島市上野老人福祉センターを統合し、名称を変更するには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第29号、宮古島市
介護保険財政調整基金条例の一部改正について。地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律(平成29年法律第52号)の施行に伴い、保険者機能強化推進交付金を宮古島市介護保険財政調整基金に積み立てるには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第30号、宮古島市
火災予防条例の一部改正について。違反対象物に係る公表制度の実施について、必要な事項を定めるには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第31号、宮古島市
海岸管理条例の制定について。海岸法(昭和31年法律第101号)第37条の3第3項の規定により、宮古島市が海岸の管理を行うために必要な事項を定めるには条例を制定する必要があるため、本案を提出します。 議案第32号、宮古島市
下里公設市場再
開発委員会設置条例の廃止について。宮古島市公設市場の設置に伴い、条例を廃止する必要があるため、本案を提出します。 議案第33号、宮古島市
公設市場条例の一部改正について。宮古島市公設市場の駐車場使用料を設定するとともに、市場の構成、休業日、使用料等に関する条文を整理するには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第34号、宮古島市
観光施設等の設置及び管理に関する条例の一部改正について。宮古島市
観光施設等の追加及び位置表記を改めるとともに、施設使用料を設定するには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第35号、宮古島市ふれあいの
前浜海浜広場施設条例の一部改正について。宮古島市ふれあいの前浜海浜広場施設の使用料を設定するとともに、条文を整理するには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第36号、宮古島市
上野トロピカルフルーツパーク内農産物加工施設管理基金条例の制定について。宮古島市上野トロピカルフルーツパーク内農産物加工施設を維持管理する財源に充てるための基金を積み立てるには条例を制定する必要があるため、本案を提出します。 議案第37号、宮古島市空家等の適切な管理に関する条例の制定について。空家等対策の推進に関する特別措置法(平成26年法律第127号)の施行に伴い、必要な事項を定めるには条例を制定する必要があるため、本案を提出します。 議案第38号、宮古島市
未来創造センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について。宮古島市
未来創造センター内のサービスコーナーの使用に関する規定を定めるには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第39号、宮古島市
総合博物館建設委員会条例の廃止について。宮古島市総合博物館建設委員会の庶務移管に伴い、条例を廃止する必要があるため、本案を提出します。 議案第40号、宮古島市水道の
布設工事監督者及び
水道技術管理者の資格等に関する条例の一部改正について。学校教育法の一部を改正する法律(平成29年法律第41号)の施行に伴い、宮古島市水道の
布設工事監督者及び
水道技術管理者の資格に関する規定を改めるには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第41号、宮古島市
学校設置条例の一部改正について。宮古島市立(仮称)城辺地区統合中学校の名称を宮古島市立城東中学校に改めるには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 続きまして、議決議案につきましてご説明申し上げます。議案第42号、宮古島市
総合庁舎建設工事(建築1工区)
請負契約について。宮古島市
総合庁舎建設工事(建築1工区)の
請負契約については、
宮古島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を必要とするため、本案を提出します。 議案第43号、宮古島市
総合庁舎建設工事(建築2工区)
請負契約について。宮古島市
総合庁舎建設工事(建築2工区)の
請負契約については、
宮古島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を必要とするため、本案を提出します。 議案第44号、沖縄県
消防通信指令施設運営協議会規約の変更について。沖縄県消防通信指令施設運営協議会を設ける特別地方公共団体の名称変更に伴う同協議会規約を別紙のとおり変更することについて協議するには、地方自治法第252条の6の規定により議会の議決を必要とするため、本案を提出します。 議案第45号、財産の無償譲渡について。財産を無償譲渡することについて、地方自治法第96条第1項第6号の規定により議会の議決を必要とするため、本案を提出します。 議案第46号、
市営土地改良事業(
区画整理・
農業用用排水施設)
後前竹地区の施行について。宮古島市
後前竹地区において土地改良事業(
区画整理・
農業用用排水施設)を施行するには、土地改良法第96条の2第2項の規定により議会の議決を必要とするため、本案を提出します。 議案第47号、
公有水面埋立承認について。平良港港湾管理者、宮古島市の代表者、宮古島市長から公有水面埋立法第3条第1項の規定により本市の意見を徴することから、同法第3条第4項の規定により市長の意見について議会の議決を必要とするため、本案を提出します。 議案第48号、
議決内容の一部変更について。宮古島市下地老人福祉センターの廃止に伴い、同センターの指定管理の期間を変更するには議会の議決を必要とするため、本案を提出します。 議案第49号、
議決内容の一部変更について。宮古島市下地老人福祉センターと宮古島市上野老人福祉センターの統合に伴い、宮古島市上野老人福祉センターの名称を変更するには議会の議決を必要とするため、本案を提出します。 続きまして、報告についてご説明申し上げます。報告第1号、宮古島市
国民保護計画変更の報告について。宮古島市国民保護計画を変更したので、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律第35条第8項において準用する同条第6項の規定により議会へ報告します。 報告第2号、
専決処分の報告について。地方自治法第180条第1項の規定により
専決処分しましたので、同条第2項の規定によりこれを報告します。
○議長(
佐久本洋介君) これで日程第4、議案第3号から日程第52、報告第2号までの計49件の提案理由の説明は終わりました。 次に、日程第53、同意案第1号、教育長の任命についてを議題とします。 本案は教育長の一身上に関する事件でありますので、
宮國博教育長にはここで退席をお願いします。 休憩します。 (休憩=午前11時16分) (教育長、退席)
○議長(
佐久本洋介君) 再開します。 (再開=午前11時17分) 日程第53、同意案第1号、教育長の任命について、提案者から提案理由の説明を求めます。
◎副市長(長濱政治君) 同意案第1号、教育長の任命について。教育長の任期が平成31年3月31日に満了となりますが、後任を任命するには地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により議会の同意を得る必要があるため、本案を提出します。 以上、ご説明申し上げました。 なお、議案第3号から議案第12号までの補正予算につきましては、先議案件としてお
取り扱いいただきますようお願い申し上げます。慎重なるご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
佐久本洋介君) これで日程第53、同意案第1号の提案理由の説明は終わりました。 休憩します。 (休憩=午前11時18分) (教育長、着席)
○議長(
佐久本洋介君) 再開します。 (再開=午前11時18分) 次に、日程第54、陳情書第17
号公立砂川保育所存続への陳情書の
取り下げについてを議題とします。 お諮りします。陳情書第17号、
公立砂川保育所存続への陳情書については、お手元に配付しましたとおり、陳情者から平成31年1月17日付で
取り下げたいとの申し出がありますので、これを許可することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、陳情書第17号の
取り下げは許可することに決しました。 これで本日の日程は全部終了しました。 よって、本日の会議はこれにて散会します。 (散会=午前11時19分)...